ホバークラフトのエンジン




これが今回ホバークラフトで使用した模型用エンジンです。サイズは下の150mm定規を参考にしてください。模型用といっても燃料はニトロメタンが配合されたアルコール系なので下手な掃除機のモーターよりも格段にパワフルと同時にそれ以上に爆音という代物です。同じ時間同じ出力を得るのならエネルギー源を含めるとエンジンの方が格段に軽くコンパクトに収めることができます。モーターと違うところは始動してやらなくてはいけないのと、回転方向は1方向(このエンジンは回転軸に向かって左回り)なのと、排気ガスのが出る、しっかりとした冷却か必要…etc. と気を付けなくてはいけない部分があります。エンジンの始動は後ろに付いているリコイルスターターを引いて始動させます。



これが今回の1作目ホバークラフトのスカートへの送風に使用したプロペラ(軸流ファン)です。ラジコン飛行機用のプロペラでグラスファイバー樹脂で出来ています。風量はは稼げたのですが、圧力が稼げなく結局最終的には遠心ファンへと変更しました。



二回目のホバークラフトのスカートへの送風に使用した遠心ファンです。掃除機のモーター をグラインダーで切り開いて取り出しました。当初は元々これを採用する予定でしたが回転方向が右回り(エンジンは左回り)もものしか見つけられなくなかなか採用とは行きませんでしたが、後になってやっとこの左回りのファンが見つかり採用となりました。エンジンの回転軸とこのファンの中心の穴の大きさが合わず、アルミでφ5mm→φ9mmの自作ハブを製作して取りつけました。



これがエンジンを動かすのに必要な道具です。左から燃料、プラグヒーター、燃料タンクです。その他に燃料パイプも必要です。燃料はニトロメタンが配合されたアルコール系の燃料で揮発性が非常に高いです。プラグヒーターはエンジンを始動するときのみに使用して、かかったあとは外します。燃料タンクはラジコン飛行機用の390ccの物を使っています。燃料ポンプは搭載されておらず排気の圧力を利用して燃料をくみ上げる仕組みになっています。



基本的なエンジンと燃料パイプのつなぎ方です。キャブレーターにつながっているパイプはタンクから燃料を送るため、マフラーにつながっているパイプは排気ガスの圧力をタンクに送ってその圧力で燃料をくみ上げるためのものです。



左の写真のようにプラグヒーターを付けます。このプラグヒーターは充電式で上の赤い円筒の部分はバッテリが入っています。またこれは「ポケットブースター」とも多く言われています。




今回2作目のホバークラフトは浮上用と推進用を独立させました。右のエンジンが推進用、左のエンジンが浮上用です。燃料は右の写真のようなものを使って分岐させ、排気ガスの圧力(バックプレッシャー)は浮上用のエンジンから取っています。



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