★用意するもの★
- 空き缶(アルミ缶のほうが良い)
- 空き缶を密封するふた(ガムテープ)
- 水
- ガスコンロ
- 金網
- 軍手
- 霧吹き
※火を使う実験なので、小さいお子様は親の付き添いのもとで実験してください。
★実験手順★
- まず、空き缶に水を少し入れる(缶の底に軽く溜まるくらい)。
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次にガスコンロのい上に金網を敷き、その上に缶を置いて加熱する。
※注意
:ガスコンロは、必ず安定したところに置く。
※注意
:缶の口から高温の水蒸気が出るので、のぞき込まないこと。
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缶の中の水が沸騰し始めてしばらく経ったら、ガスコンロの火を消し、軍手をしてすばやく缶にふたをする(ガムテープなどで缶の口をふさぐ)。
※注意
:熱した空き缶は非常に熱くなっているので、やけどをしないように!!
※注意
:缶は必ず軍手をしてから触ること。
- 空き缶に霧吹きで水をかけて缶を急激に冷やす。
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うまく缶が潰れれば成功!
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実験が終わったらきちんと後片付けをしよう。
★空き缶つぶしの仕組み〜大気圧の存在★
普段はまったく気づきませんがわたしたちの周りには「大気圧」という空気による力を受けています。その大きさは1p四方あたり1kgの力がかかっています。
普段は空き缶には空気が入っているのでつぶれません。
しかし水蒸気でなかの空気を追い出し、ふたを閉め冷やすことによって水蒸気が水に戻り空き缶の中に「真空」と呼ばれる何もない空間ができます。そうなると空き缶は内側から押し戻す力を失い、まわりの空気の力(大気圧)によってつぶれてしまいます。
ではなぜ私たちはその力をを感じないのでしょう?
私たちの体は真空ではなく中身が詰まっていて、大気圧に対して押し返す力とでつり合っているからです。