蒸炭を作ろう!!
家庭でも簡単に炭がつくれます。火を使う実験なので親に付き添ってもらいましょう。
・弱火で加熱します。全体に火がとおるように割り箸で時々ひっくり返すとムラなくできあがります。しばらくすると割り箸に含まれる水分が蒸発し水蒸気として出きて、その後木が燃えている時にする匂いがする白い煙(ガス)が出てきます。この煙は木が燃える時の「炎」もとで、成分は主に炭化水素です。この煙に火を着けると下の写真のように燃えます。
・ 煙が出なくなったらアルミホイルに包まれたままで水槽に入れて一気に冷やします。 1分くらいたったら水槽から出し、中の炭を砕かないようにそっと開いていきます。
・ カラカラになるまで乾燥させたら完成です。 火をつけたら炎を上げずに赤々と燃えます。
・炭の成分について 木はいろいろな成分で出来ています。そのまま木を燃やすと燃えている木から発生する炎のもとである炭化水素に火がつき炎を上げて燃えます。木を空気(酸素)のない状態で木を加熱すると炎の成分である炭化水素やタール分が抜けていきます。そして最後に炭(炭素)と木に含まれる少量のミネラル分が残ります。炭素だけではゆっくりとしか燃えないので炎は上がりません。そして炭が(炭素)が燃えたあとに燃え残ったミネラル分や木に含まれる燃えない不純物が白い灰として残るわけです。 |