飛距離を稼ぐ工夫
カッコいいデザインを求める、パラシュートなどの装着、二段式…ect.と、ペットボトルロケットの楽しみ方は十人十色ですが、そんな中、当方はいかにして遠くへ飛ばすか?を取り組んでみました。残念ながら写真の記録が残っていないもので文章だけの説明とさせていただきます。
ただしこの挑戦に関しては十分に広い場所があることが前提です。誰もいない学校のグランドや河川敷の公園なんかが最適でしょう。
出力(馬力)を稼ぎ遠くへ飛ばす
この考え方誰でも思いつくでしょう。すぐに…。単純ながらも確実と言える理論ですね。(笑
さて、どのようにして容量を大きくしたらいいのか…? ……焼酎の4Lペットボトルを使う?しかし、この容器の口に噴射口はつかないし…、……とここで1.5Lのペットボトルをつなぎ合わせて容量を稼ぐ(複数タンク)方式が挙がりました。しかしどのようにしてつなぎ合わせたらいいのか?
1本目のペットボトルの頭を切り取り、2本目のペットボトル(発射台に付ける方)の底を切り取り、そこを接着剤で接着しました。密着性のいいビニール・ゴム系の接着剤を使ってみました。…空気圧の力を甘く見ていました。「よーし、空気漏れが無く結構入っていくぞ!!……」と、言っているやさきに、「バン!!」と勢いのいい音を立てて接着した部分が弾けて勢い良く1本目が飛んでいってしまいました。…ビビる。
確かに「弾けるまで空気を入れなくても?」っていう考えもあるのですが、実際その程度の圧力では何も加工しないペットボトルの方よりも飛ばないのでこれでは本末転倒です。そして次なる工夫へ…。
接着部分をパテで固定しました。しかしこれも同じ結果でした。
接着剤の力だけでは弱すぎました。ではどうやって強力に止めておくか?という事になって思いついたのが接着部分にネジを打ち込むということです。そしてペットボトルの接合方法を変えました。2本とも底の部分を切り取りそこを接合するという方法です。
1、円筒状のペットボトル(三矢サイダーなど)を直径が微妙に違うものを2本用意します。
2、2本とも底を切り取ります。(2本がきちんと重なる用に)
3、切り口から約10mmのところの円周上に印をつけていきます。
4、3でつけた印の円周を8等分して。そこに3mmの穴をあけていきます。(丁寧にしないと空気漏れを起します)
5、内側に重なるほうのペットボトルの内側の穴の淵1mmにボンドをつけナットのネジ穴にボンドが入り込まないように接着します。
6、5が乾いたら外側に重なり合う部分に接着剤を塗り、外側に重なるペットボトルをネジ穴が合うようにしたはめます。
7、5,5mmのスパナ(なかなか入手しにくいかもしれない…。)にφ3mm、長さ300mm位の鉄の棒の先にレンチを固定して延長します。
8、6が乾いたらその穴にφ3mm長さ6mmのネジを手で通します。(そっとやらないとネジがはがれるので注意)そしてナットを貫通したらネジをドライバーを使ってしっかりと締め付けます。きっとある程度まで締めたら中のナットが空回りするので7で作成したスパナをペットボトルの口から通して内側のネジを固定してやります。
9、片方の口にはキャップ、もう片方の口には噴射口を取り付けて完成です。
試してみました…。始めはうまくいきました。空気圧にもびくともしなくなりました。そして良く飛びましたがしかし!! 繰り返し使っていくたびに密閉材のボンド空気圧の力で押し出され、接合部分の隙間から少しずつ滲み出していきついにネジ穴の部分から空気漏れが起きてしまいました。これも成功とは言いにくい…。
2段式(多段式)で飛距離を稼ぐ方法
次に試したのがこの方式です。1つ1つの飛距離は小さくても発射を何度も繰り返し距離を伸ばしていくという考え方です。しかしがら「これだっ!!」という決定的な構造が思いつきませんでした。これに関しては他のページで公開されているのを参考にしてみましたがこれがどうも成功し無くて…。申し訳ございませんが他のページを参考にしてください。当ページでも確立させ次第、掲載を予定しています。
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