駆動用モーターです。日本サーボ製で型番はDME34B50G27A、定格駆動電圧は12V、出力は4.5W。これを左右に1機ずつの合計9Wのパワーユニットは6kg(予定重量)の機体もぐんぐんと動かす馬力を持ち合わせています。
駆動に使う電源の密閉型鉛蓄電池です。打ち出モーターとパソコン以外のものはすべてこのバッテリで賄われています。それゆえ放電特性は満足の行くレベルですが、多少容量不足感じます。電圧は12V、容量は2.0Ah、サイズは150×90×20(W,D,Hの順)。
駆動伝達にはステンレス製のラダーチェーンと快削黄銅製のラダーホイールを使用。滑りが無く耐久性にも優れチェーンは約40kg以上の引張力にも耐えることができます。写真は見やすいようにするためにヘッドと支柱を外して撮影しました。
前輪、後輪へチェーンを上の通りにして伝えています。
駆動伝達に使われているラダーチェーンとラダーホイールです。
ラダーチェーン
ピッチ4.8
線径φO.9
材質ステンレス 内幅2.8
外幅6.8
厚さ3.0
破断強度40kg
重量29g/m
長さ1000mm
ラダーホイール(大)
ピッチ4.8
歯数20
材質快削黄銅 外径φ33.2
穴径φ6
ラダーホイール(小)
ピッチ4.8
歯数15
材質快削黄銅 外径φ25.5
穴径φ6
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タイヤはラジコンのF−1モデル用のスポンジタイヤの後輪を規定のサイズに収まるように切って利用しています。このテのタイヤのハブは6mm軸にイモネジ1本で簡単にしっかりと固定でき、またタイヤ自体もゴムタイヤよりもグリップ力が高くロボット相撲にも使われるくらい優秀です。
ドライブシャフトです。前後共にφ6mmのステンレス棒を使用しています。大変強度に優れています。
軸受け部分です3mmのL字型アルミにφ10より微妙に小さい穴(9.9mmくらい)をリーマーで開け、そこに厚さ3mm、内径φ6mm、外径φ10mmのラジコン用ボールベアリングを万力で圧入して作りました。そして両方の外側には軸にかかるスラスト力でベアリングが抜け落ちないように押えを作りました